新米「収穫後1ヶ月~1ヶ月半ほど」の「特徴」と「炊き方」

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新米「収穫後1ヶ月~1ヶ月半ほど」の「特徴」と「炊き方」

2020/10/04

「新米」

食べてますか~?

はちぼく屋でも西日本のお米は新米に替わりました。

 

令和2年産の新米。

あなたの食卓にもぜひ。^^

 

お米屋らしく・・、

全国的に、今年は梅雨の期間が長引き、大変心配しましたが、西日本では8月の晴天続きで全体的に少し早めの稲刈りができました。

結果的には、例年通りレベルのおいしさと安心なお米が入荷済みです。

本当に生産者の方々の努力に頭が下がり、「さすが!」と言った感じです。^^

 

そこで、より「新米独特の味わい」を楽しんでいただくための方法をお伝えします。

特に「収穫後1ヶ月~1ヶ月半ほど」の新米は、一般的な新米とは「炊き方」で違う点があります。

 

ぜひ、これ以上ない極上のお米で、より美味しさを引き出し、「この時期だけ」の旬の新米を楽しんでくださいね。^^

1,新米には「2種類」あります

いきなり・・ですが、

★「新米」って「いつまで新米?」って言うかご存知ですか?

 

答えは、

年内いっぱいまで「新米」と言います。

 

正確には、12月31日までは新米。

年が明けたら、新米とは言いません。

これは、キチンと食品JAS法で定められています。

ま、人が決めたことですけど。。^^;

 

そこで、ひとことで「新米」と言っても、

★「収穫後の約1ヶ月~1ヶ月半ほどの間」

の新米と、

★「それ以降~年末まで」

の新米とは、少し違う感じになり、

 

【新米には2種類ある】

 

と思っていただいて結構です。

 

今は収穫後、間もない時期なので、今回は、

>>>「収穫後1ヶ月~1ヶ月半ほど」の新米の炊き方のコツ

についてお伝えしていきます。

 

2,「収穫後1ヶ月~1ヶ月半ほど」の「新米の特徴」とは?

この間の新米の特徴、特に「白米」は、

・ピッカピカの「ツヤ」

・若々しい稲の「香り」

が際立っています。

 

「玄米」でもツヤがあり、稲の香りもします。

「白米」の炊き上がりなら、ピッカピカで若々しい香りがして、これぞ「新米!」という感じですね。^^

 

普段は8ぶづき(金芽米)や玄米に近いぶづき米を食べている方も、この時期だけは「白米で」注文・精米される方が少なくありません。

年間通して「1ヶ月間ほどだけの楽しみ」として、お楽しみいただくのもオススメです。^^

 

では、その「ツヤ」と「香り」をより引き出す「炊き方」とはどんな炊き方なんでしょうか?

 

3,「炊き方」で押さえておきたいポイントは「3つ」

(1)キチンと計量(お米と水)

(2)すばやくお米を洗う

(3)冷水で2時間のつけ置き

 

この3点がポイント。

 

収穫後まもない新米は、新鮮で吸水性も高く、すごくデリケートな食べ物です。

 

(1)「キチンと計量」とは、

・「お米1合:150グラム」

・「水:180cc」

をキチンと計りましょう。

 

できれば「1合カップ」でお米も水も計るのが、カンタンで正確です。

 

1合カップ(絵)にお米を多めにすくい、左右にゆらゆらと振ります。

面倒くさがらず、割り箸などで上っ面をすり切るように「平面」に正確に計りましょう。

 

2合炊くなら、それを2回。

必要な量を同じように計量を。

 

水も1合カップに一杯で。

新米だからと言って、減らす必要はありません。^^

 

 

次に、

(2)「すばやくお米を洗う」こともポイントです。

 

「洗う?」

「研(と)ぐ、ではなくて?」

 

はい。

研ぐ(とぐ)必要はありません。

(理由は「こちらの記事」にて)

 

炊飯器の釜かボウルなどにお米を入れた後、軽くお米を洗います。

まずは水を多めに入れ、「テニスボールを握るような手つき」でかき混ぜます。

開いた指とお米がこすれ、10回~15回程度かき混ぜて、すぐに水だけ流します。

 

これをもう1回。

3合までなら、合計2回もすれば十分です。

 

ゆっくりしても、時間にして約1分ほど。

慣れれば、30秒もあればできることです。

 

4~5合ほど炊く場合は、合計3回がオススメ。

 

いずれも透明な水にまではなりませんが、まったく問題ありません。

はちぼく屋のお米なら、「ぬか臭い・・」ってことはありませんので安心してください。^^

 

ポイントは、「短時間」で研ぐこと。

新米は水を吸収するのが早いので、できるだけ短時間で洗ってください。

できれば「1分以内」に2~3回水を替えるのがベストです。^^

 

なお、よく聞く「ぬか臭さ」とは、プラスチック臭というか、化学的な においのことなので、それは「農薬や化学肥料」のにおいの場合がほとんどです。

これは確かに「臭い」においなので、一般栽培米の場合は、キチンと研いだ方がいいです。

 

それでも臭いにおいは取れませんが。。(T_T)

 

 

 

あとは(3)冷水で2時間のつけ置き、を。

 

理想は「2時間冷水でつけ置く」こと。

日常的なことなので、2時間が無理なら、できる範囲で2時間に近いつけ置きを。

 

「冷水」とは、

・氷を1~2個入れて1合カップで水を計量する。(2合なら2カップ分)

もしくは、

・冷蔵庫で冷やした水を、1合カップで計量する。

 

のどちらかで、洗米後に「炊飯前2時間つけ置く」のがベスト。

(詳しくは、「こちらの記事をご覧ください。)

 

【なぜ、2時間も冷水でつけ置くのが良いのでしょう?】

 

カンタンにまとめると、

 

・「2時間のつけ置き」

→お米の芯まで水を吸水させるため

→冷水だと2時間ほどかかるため

 

・「冷水でつけ置き」

→冷水から加熱、「ゆるやかな温度上昇」で炊飯する方が美味しく炊けるため

 

 

炊飯器なら、「予約炊飯」も便利です。

 

炊飯器の「予約炊飯」で、

★「食事時間に合わせて2時間半~3時間前に予約」

でセットしてもOKです。

 

できる範囲で2時間のつけ置きに近づけることで、お米の美味しさをより引き出せます。

(これは、新米に限らず、いつの時期のお米でも同じことが言えます。)

 

4,炊き上がりは必ず「ほぐす」

炊飯器の場合、お米と冷水をキチンと計量し、2時間のつけ置きで完璧な準備ができます。

あとは、「炊飯」スイッチを押すだけ。^^;

 

ですが、普段と違う点が一つ。

炊飯後は炊き上がっても、できれば「もう15分ほど」は蒸らした方が良いです。

新米の蒸らしは「30分」が理想。

できるだけそれに近づけると、「米粒が立つ」状態になります。

 

新米は米粒の「組織」が新鮮なため、どうしてもベチャっとした感じに炊き上がるからです。

ですが収穫後「1ヶ月間」ほどの期間だけなので、少し蒸らし時間を多めに取ることでカバーできます。

 

新鮮なお米ほど、蒸らしは30分に近づける方が良いためです。

炊飯器の場合、炊き上がりの間際に「蒸らし機能」があるので、「追加でもう15分~20分ほど」蒸らせば大丈夫です。

 

フタを開けると、白米ならツヤッツヤの新米が、粒が立って炊き上がっているはずです。^^

 

ですが、最後にもう一手間を。

 

炊き上がりのごはんを「ほぐす」(混ぜる)ことで、下層部のごはんの余分な水分を飛ばし、均一な食感のごはんに変身してくれます。

 

炊き上がりの表面から底まで、しゃもじで「十字」に切り、1枠づつひっくり返すようにほぐします。

それだけで余分な水分を飛ばし、均一な食感のごはんになりますので、必ず行うようにしましょう。

 

5,まとめ

新米には「2種類」あります。

「収穫後、約1ヶ月~1ヶ月半ほどの新米」

と、

「その後~年末までの新米」

 

 

今回は

★「収穫後、約1ヶ月~1ヶ月半ほどの新米」

の特徴や炊き方のポイントについて。

 

この間の新米の特徴は、

・ピッカピカの「ツヤ」

・若々しい稲の「香り」

が際立っています。

 

 

「炊き方」で押さえておきたいポイントは「3つ」

 

(1)キチンと計量(お米と水)

(2)すばやくお米を洗う

(3)冷水で2時間のつけ置き

 

この3点がポイント。

 

最後に、炊き上がり後は「15分ほど」プラスで蒸らし。

フタを開けて、しゃもじで十字にごはんを切り、1枠づつひっくり返すようにほぐして下層部の水分を飛ばせば、均一の食感になり最高の状態で新米が食べれます。

 

手抜きも・・^^; 時にはいいですが、キチンと手間をかければ、さらに美味しいごはんが食べれます。

いつもの「あなたの炊き方」でも、お米が美味しければ確実に差は感じてただけるはず。

ですが「最も美味しい炊き方」を紹介しましたので、毎日は難しくても、できる範囲でぜひやってみてください。^^

必ず「幸せな食卓」になること間違いなし!です。^^

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